積水ハウスで45坪の価格は?総額目安と実例を徹底解説

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積水ハウスで45坪の家を建てたいけれど価格が実際にどれくらいになるのか気になりますよね。

私も家づくりを始めた当初は、予算内で本当に理想の家が建つのかどうかとても不安でした。

40坪の実例や50坪の価格と比較したり、あるいは30坪の総額を見て相場感を養ったりしながら、自分たちの見積もりや間取りのイメージを固めていくことが大切です。

この記事では私の経験も交えながら、積水ハウスで家を建てる際の年収の目安や、後悔しないための資金計画について詳しくお話しします。

記事のポイント
  • 積水ハウスの45坪の総額目安と坪単価の構造
  • 40坪や50坪など広さ別の価格差と実例比較
  • 固定資産税の軽減措置と120平米の壁について
  • 無理のない返済計画を立てるための年収目安


積水ハウスの45坪の価格と実例を解説

積水ハウスで45坪(約148.76平米)という広さを検討する場合、それは日本の住宅事情において、単世帯としては「豪邸」の部類に入ると言っても過言ではありません。

あるいは、玄関や水回りを共有する二世帯住宅としても、十分に機能するゆとりのあるサイズ感になります。

まずは、この規模感における基本的な価格構造を理解し、近い坪数の実例と比較しながら、費用の全体像を把握していきましょう。

価格の実態を知ることは、夢を現実に変えるための第一歩です。

  • 積水ハウスの最新価格表と坪単価
  • リアルな40坪の見積シミュレーション
  • 参考になる40坪の実例と間取り
  • 比較検討したい50坪の価格相場
  • 憧れの平屋の価格と実例をチェック


積水ハウスの最新価格表と坪単価

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まず大前提としてお伝えしなければならないのは、積水ハウスには、スーパーやコンビニの商品のように誰もが閲覧できる一律の「公式価格表」というものは存在しないということです。

これは積水ハウスに限らず、大手ハウスメーカーの注文住宅すべてに言えることですが、建てる土地の条件(地盤の強さや道路付け)、選ぶ商品グレード(鉄骨の最高峰「イズ・ステージ」か、スタンダードな「イズ・ロイエ」か、あるいは木造の「シャーウッド」か)、そして何より施主である私たちがどこまでこだわるかによって、金額が大きく変動するからです。

しかし、近年の世界的な資材高騰(ウッドショックやアイアンショック)や、円安による輸入コストの増加、さらにはZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)仕様の標準化などに伴い、おおよその坪単価相場は明確な上昇トレンドにあります。

これは業界全体の傾向ですが、トップブランドである積水ハウスも例外ではありません。

実際、積水ハウスの公式な経営資料においても、戸建住宅の一棟当たりの単価が上昇傾向にあることが読み取れます。

高付加価値な提案が受け入れられている結果とも言えますが、私たち検討する側からすれば、予算組みをシビアに行う必要があることを示唆しています。(出典:積水ハウス株式会社『2024年度第2四半期 経営計画説明会資料』

現在の坪単価の目安(建物本体工事費のみ)

現在、積水ハウスで契約する場合の坪単価は、一般的に約80万円〜100万円以上と言われています。

45坪の場合、単純計算でも建物本体だけで3,600万円〜4,500万円程度は見込んでおく必要があります。

特に鉄骨の「イズ」シリーズで、外壁に最高級の「ダインコンクリート」を採用する場合、坪単価100万円を超えることは決して珍しいことではありません。

ここで多くの人が誤解しやすい落とし穴があります。

それは、この「坪単価」には、生活するために不可欠な屋外給排水工事(水道やガスを道路から引き込む工事)や、地盤が弱い場合の地盤改良費、カーテン・照明・エアコンなどのインテリア費用、そして庭やフェンスを作る外構費用などが含まれていないケースがほとんどだという点です。

これらを含めた「住める状態にするための総額」で考えると、実質的な坪単価はさらに上がります。

「本体価格」と「総額」の違いを明確に区別して理解しておかないと、資金計画が後から破綻してしまうリスクがあるので注意が必要です。

項目費用の目安具体的な内容と備考
建物本体工事費約4,275万円45坪×坪単価95万円と仮定。構造躯体、内装、キッチン等の標準設備、ZEH関連機器を含みます。
付帯工事費約900万円屋外給排水、ガス工事、地盤改良(100万〜)、外構工事(300万〜)、照明・カーテン・空調(150万〜)など。
諸費用約450万円建築確認申請費、登記費用、住宅ローン保証料・手数料、火災保険料(10年一括など)、印紙代、地鎮祭費用など。
総額目安(税込)約5,625万円土地代を含まない金額です。オプションを多数追加すれば6,000万円を超えます。

あくまで概算の目安ですが、45坪クラスになると、土地代を含めない上物(うわもの)だけでも5,500万円〜6,000万円近い予算を覚悟しておくべきラインだと言えます。

「家だけで6,000万!?」と驚かれるかもしれませんが、これが現在のトップメーカーのリアルな相場感です。

決して安い買い物ではありませんが、その分、積水ハウスならではの邸宅感、耐震性、そして「初期保証30年・永年点検」といったアフターサポートの安心感は、他に変えがたい価値があるのも事実です。

リアルな40坪の見積シミュレーション

45坪を本気で検討している方にとって、少しだけサイズダウンした「40坪」の見積もり内容は、比較対象として非常に参考になります。

「あと5坪(約10畳分)減らしたら、具体的にどれくらい安くなるのか?」という視点は、予算調整の最終局面で必ず役に立つからです。

40坪(約132平米)という広さは、4人家族(夫婦+子供2人)であれば、それぞれの個室を十分に確保しつつ、1階に広めのファミリークローゼットやランドリールーム、パントリーといった人気の家事楽設備を取り入れられる十分な広さです。

決して「狭い」と感じることはないでしょう。

では、コスト面でどれくらいの差が出るのでしょうか。

仮に坪単価を95万円として単純計算すると、5坪減らすことで約475万円の本体価格ダウンに繋がります。

さらに、床面積が減れば基礎や屋根の面積も減るため、付帯工事費の一部や、将来的なメンテナンス費用、固定資産税なども連動して下がります。

トータルで見れば、500万円〜600万円近い総額の差が生まれる可能性があります。

総額を抑えるための「引き算」のテクニック

もし45坪の見積もりが予算オーバーだった場合、無理にキッチンや床材のグレードを下げてコストを削ろうとすると、完成後の満足度が下がってしまいがちです。

それよりも、以下のような工夫で「面積」を見直す方が、満足度を維持したまま費用を抑えられます。

  • 廊下を極限まで減らす:廊下は移動のためだけの空間です。リビング階段や、ホールから直接各部屋に入れる間取りにすることで、実質的な居住空間の広さを変えずに建坪を減らせます。

  • 子供部屋をコンパクトにする:子供が部屋を使う期間は意外と短いもの。6畳+収納ではなく、4.5畳+収納にして、その分リビングや共有収納を充実させる考え方もあります。

  • バルコニーを無くす:最近は室内干しや乾燥機派が増え、メンテナンスコストのかかるバルコニーをあえて設置しない家も増えています。これだけで数十万円の減額になります。

ただし、注意点もあります。

住宅設備(キッチン、バス、トイレなど)のグレードや数は、坪数が45坪から40坪に変わっても基本的には変わりません。

そのため、総額は下がりますが、坪数で割った「坪単価」自体は、分母が小さくなる分、計算上は割高になる傾向があります。

「坪単価が高くなったから損をした」と考えるのではなく、「総額が予算内に収まったか」を重視して判断することをおすすめします。

参考になる40坪の実例と間取り

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では、実際に40坪〜45坪の範囲で、積水ハウスではどのような間取りが実現できるのでしょうか。

この広さがあれば、単なる「LDKと寝室と子供部屋」という構成だけでなく、生活を豊かに彩るプラスアルファの空間を作ることが可能です。

私がこれまで見てきた実例や、営業さんから聞いた話をもとに、このクラスならではの魅力を紹介します。

1. 柱のない大空間リビング(ファミリースイート)

積水ハウス、特に鉄骨の「イズ・シリーズ」最大の強みと言えるのが、独自の「ダイナミックフレーム・システム」です。

これにより、木造では難しいような、柱や壁のない最大7メートルものスパンを飛ばした大空間を実現できます。

40坪以上の広さがあれば、LDKだけで30畳近い空間を確保し、天井まで届く大開口サッシ(クリアビューデザイン)で庭と一体化するような、開放感あふれるリビングが作れます。

「これぞ積水ハウス」という圧倒的な広がりを感じられるでしょう。

2. 家事完結型の効率動線

30坪台の家では、どうしてもLDKの広さを優先するために、水回りや収納が2階に行ったり、少し窮屈になったりしがちです。

しかし40坪台なら、1階に洗面所・脱衣所・浴室に加え、数畳分の「ランドリールーム(室内干しスペース)」と「ファミリークローゼット」をまとめて配置することが可能です。

「洗う・干す・畳む・しまう」という一連の洗濯作業がワンフロアの数歩以内で完結する動線は、共働き世帯にとって何物にも代えがたいメリットです。

3. 趣味やゆとりの空間(プラスα)

さらに、余裕のある坪数を活かして、ライフスタイルに合わせた専用スペースを設けることもできます。

例えば、在宅ワークのための独立した「書斎」、映画やゲームを大音量で楽しむ「シアタールーム」、あるいは玄関横にベビーカーやキャンプ用品、ゴルフバッグをそのまま仕舞える広大な「土間収納(シューズクローク)」などです。

特に積水ハウスの実例を見ていて感じるのは、45坪クラスの家は「玄関ホールの広さ」や「階段の幅(メーターモジュール)」にゆとりを持たせているケースが多いということです。

部屋の畳数といったスペックだけでなく、こうした移動空間の「余白」こそが、家に入った瞬間に感じる「高級感」や「邸宅感」を生み出す重要なポイントになります。

図面上の数字だけでなく、展示場などで「広さの感覚」を体感してみることを強くおすすめします。

比較検討したい50坪の価格相場

逆に、「予算さえ許せば、もう少し頑張って50坪にしたらどうなるか?」と考える方もいるかもしれません。

50坪(約165平米)というラインを超えてくると、単世帯住宅としては超豪邸、そして「完全分離型の二世帯住宅」が現実的に視野に入ってくる広さになります。

50坪の価格相場としては、仕様にもよりますが、建物本体価格だけで5,000万円前後、付帯工事や諸費用を含めた総額では6,500万円〜7,500万円クラスになることが予想されます。

もし東京や大阪などの都市部で建てる場合、土地代を含めれば「億越え」のプロジェクトになることも珍しくありません。

広くなるほど効いてくる「スケールメリット」

ここで一つ、面白い価格のメカニズムが働きます。

それは「スケールメリット」です。

住宅の価格構造において、最もコストがかかるのはキッチンやバスルーム、トイレ、給湯器といった「設備機器」の部分です。

家が45坪から50坪に広くなったとしても、これらの設備の数が変わらなければ(例えばキッチンが1つのままであれば)、増えるコストは床材や壁紙、構造材といった比較的単価の安い部分だけです。

その結果、総額はもちろん上がりますが、坪当たりの単価(坪単価)は45坪の時よりも下がる傾向にあります。

「あと5坪部屋を広げても、見積もり額は思ったほど跳ね上がらなかった」という現象が起きやすいのがこのゾーンです。

もし土地に余裕があるなら、営業さんに「あと数坪広げたパターンの見積もり」も依頼してみると、意外な発見があるかもしれません。

ただし、50坪を超えると、固定資産税の負担が増えるだけでなく、将来の外壁塗装や屋根のメンテナンス時の足場代なども高額になります。

また、掃除の手間や光熱費(冷暖房効率)といったランニングコストも無視できません。

「広ければ広いほど良い」というわけではなく、家族の人数や生活スタイルに合った「適正な広さ」を見極める冷静さも必要です。

憧れの平屋の価格と実例をチェック

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最近、若い世代からシニア世代まで絶大な人気を誇るのが「平屋」です。

もし45坪という広さを「平屋」で実現しようとする場合、価格の考え方や土地の要件は、2階建てとは大きく異なります。

結論から言うと、同じ45坪なら、2階建てよりも平屋の方が坪単価(および総額)は高くなるのが一般的です。

なぜ平屋は2階建てより高くなるのか?

理由は構造的なコスト増にあります。

45坪の総二階(1階22.5坪+2階22.5坪)と、45坪の平屋(1階45坪)を比較すると、以下のようになります。

  • 基礎工事費が約2倍:家を支えるコンクリート基礎の面積が倍になります。基礎は家の価格の中でも大きなウェイトを占める部分です。

  • 屋根工事費が約2倍:同様に、屋根の面積も倍になります。屋根材や断熱材の量が増え、コストを押し上げます。

  • 広大な土地が必要:45坪の平屋を建てるには、建ぺい率(敷地に対して建てられる建物の割合)が50%の地域なら90坪、60%の地域でも75坪以上の土地が必要です。さらに駐車場や庭を確保するなら、100坪近い土地が必要になるケースも多く、土地取得費が跳ね上がります。

しかし、それでも積水ハウスの平屋「里楽(りらく)」を選ぶ人は後を絶ちません。

その理由は、価格差を補って余りある魅力があるからです。

45坪の平屋なら、中庭を囲む「ロの字型」や「コの字型」のプランニングが可能になり、全ての部屋に光と風を届けることができます。

また、階段の上り下りがないバリアフリーな生活は、老後の安心感だけでなく、日々の家事動線においても圧倒的に楽です。

積水ハウスが得意とする深い軒(のき)のある寄棟屋根のデザインは、平屋でこそ最も美しく映えます。

もし資金と土地に余裕があるなら、45坪の平屋は、これ以上ない贅沢で快適な選択肢となるでしょう。

積水ハウスの45坪の価格と資金計画

理想の家のイメージが膨らんだところで、次はそれを実現するための現実的なお金の話、つまり資金計画について深掘りしていきましょう。

比較対象としての30坪台の価格や、住宅ローンを組むための年収目安、そして意外と見落としがちな税金の「壁」について知ることは、後悔のない家づくりに不可欠です。

  • 30坪の総額と内訳を徹底検証
  • 積水ハウスの30坪の2階建て価格
  • 積水ハウスで家を建てる年収の目安
  • 45坪で注意すべき固定資産税の壁
  • 結論:積水ハウスの45坪の価格は妥当か


30坪の総額と内訳を徹底検証

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日本の注文住宅において、一般的なファミリー世帯(3〜4人家族)の平均的な延床面積は、約30坪〜35坪と言われています。

45坪という規模の計画を進める上で、基準となる「30坪の家の総額」を知っておくことは、自分たちがどれくらい「プラスアルファ」の投資をしようとしているのかを客観視するために重要です。

積水ハウスで30坪の家を建てる場合、仕様にもよりますが、総額の目安は3,500万円〜4,500万円程度(土地なし・税込)に収まるケースが多いようです。

45坪のシミュレーションと比較すると、ざっと1,500万円〜2,000万円近い差額があることがわかります。

この差額は、単純に「部屋が広い」という物理的な価値だけでなく、より上位のグレードを選択したり、こだわりのオプションを追加したりする余裕が45坪プランには含まれていることが多いからです。

逆に言えば、30坪の家は「必要な機能をコンパクトに凝縮した家」であり、無駄を削ぎ落とした合理的な住まいとも言えます。

内訳を見てみると、45坪の家では、30坪の家と比較して「建物本体費」の比率が高くなる傾向があります。

これは、キッチンやお風呂といった設備機器の価格は広さに関わらず一定であるため、面積が増えた分だけ、構造躯体や内装材といった「家の器」そのものにかけるコストの割合が増えるからです。

「広さは正義」という考え方もありますが、掃除の手間や冷暖房効率、そして固定資産税などの維持費を考えると、30坪台の家には「身の丈に合った暮らしやすさ」という大きなメリットがあります。

45坪の計画を進める中で、「本当にここまでの広さが必要なのか?」「子供が独立した後の夫婦二人暮らしで、この広さを管理しきれるか?」という視点を持つために、あえて30坪台のモデルハウスや実例を見学してみるのも、非常に有意義な比較検討になるはずです。

積水ハウスの30坪の2階建て価格

積水ハウスでコストパフォーマンスを最優先に考えるなら、「30坪の総二階建て(2階建て)」という選択肢が最強の解になります。

もし45坪の見積もりが予算を大幅にオーバーしてしまい、計画が頓挫しそうになった時の「プランB(現実的な着地点)」として、この価格感を把握しておくことは心の安定剤になります。

30坪の総二階(1階15坪+2階15坪)であれば、建物本体価格を3,000万円台前半〜中盤に抑えることも十分に可能です。

なぜこれほど価格差が出るのでしょうか。理由は大きく3つあります。

30坪・総二階が安い理由

  • 構造がシンプルで強固:1階と2階の壁の位置が揃う「直下率」が高い総二階は、耐震性を確保しやすく、補強のための余計な鉄骨や木材を減らせます。

  • 施工手間が最小限:凹凸の少ない四角い家は、工事の手間が少なく、工期も短縮できるため、人件費(労務費)を抑えられます。

  • 部材のロスが少ない:規格化された建材を無駄なく使えるため、材料の廃棄ロスが減ります。

「30坪だと狭くて積水ハウスの良さが出ないのでは?」と心配される方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

積水ハウスの設計力があれば、30坪でも吹き抜けを作って視覚的な広がりを出したり、廊下をなくしてLDKを最大化したりと、数字以上の豊かさを感じる空間作りが可能です。

実際、私が展示場で話を聞いた営業さんも、「最近は資材高騰の影響もあり、当初40坪以上をご希望されていたお客様が、最終的に32〜35坪の高性能な総二階建てに落ち着かれるケースが非常に増えています」と仰っていました。

45坪にこだわって仕様を落とすくらいなら、30坪台にして最高級の外壁「ダインコンクリート」や「ベルバーン」を採用し、外観のグレードを保つというのも、賢い選択肢の一つだと言えるでしょう。

積水ハウスで家を建てる年収の目安

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それでは、総額5,000万円〜6,000万円規模になりうる「45坪の積水ハウス」を建てるには、具体的にどのくらいの世帯年収があれば安心なのでしょうか。

ここは非常にデリケートかつ重要な部分ですので、一般的な金融セオリーと私の実感を交えて解説します。

住宅ローンの借入額を決める際、無理のない返済比率の目安としてよく使われるのが「年収倍率」です。

一般的には「年収の5倍〜6倍」が安全圏、少し頑張って「7倍」が上限と言われています。

借入希望額安全圏(倍率5〜6倍)上限ギリギリ(倍率7倍)
4,000万円年収670万〜800万円年収約570万円
5,000万円年収830万〜1,000万円年収約710万円
6,000万円年収1,000万〜1,200万円年収約850万円
7,000万円年収1,170万〜1,400万円年収約1,000万円

この表を見ると、土地ありで建物のみ(約5,500万円)をフルローンで組む場合でも、世帯年収で1,000万円前後が一つの目安になることがわかります。

もし土地から購入して総額7,000万円〜8,000万円コースになる場合は、世帯年収1,200万円〜1,500万円クラスのパワーカップルでないと、余裕のある生活を維持するのは難しいかもしれません。

実際に、住宅金融支援機構が行った調査によると、注文住宅(土地付)を購入した世帯の年収倍率は平均で「約7.7倍」というデータが出ています。

これはあくまで平均値ですが、近年は住宅価格の高騰により、年収倍率が高まる(=借入負担が増える)傾向にあります。(出典:住宅金融支援機構『2022年度 フラット35利用者調査』

「借りられる額」と「返せる額」は違う

銀行の審査では、年収の8倍〜9倍近くまで貸してくれることもあります。

しかし、それを鵜呑みにして限度額いっぱいまで借りてしまうと、子供の教育費がかかる時期や、老後資金を貯める時期に家計が破綻するリスクがあります。

「積水ハウスで建てたい」という憧れだけで無理をするのは禁物です。

必ずファイナンシャルプランナー(FP)に相談し、固定資産税や修繕積立金も含めた長期的なキャッシュフロー表を作成してもらうことを強くおすすめします。

45坪で注意すべき固定資産税の壁

資金計画の最後にして最大の落とし穴、それが税金です。

特に45坪(約148.76平米)の家を建てる際に、絶対に知っておいてほしいのが「新築住宅の固定資産税減額措置」における120平米の壁です。

通常、新築の住宅は、建ててから3年間(長期優良住宅の認定を受ければ5年間、さらにマンション等の条件によっては7年間)、建物の固定資産税が2分の1に減額されるという非常に手厚い優遇措置があります。

しかし、この制度には明確なルールがあります。

それは、「居住部分の床面積120平米(約36.3坪)までの部分に限って減額する」というものです。

これが45坪の家にどう影響するか、具体的にシミュレーションしてみましょう。

  • 家の広さ:45坪(約149平米)
  • 減税対象:120平米分(全体の約80%)→ 半額になる
  • 対象外:残り約29平米分(全体の約20%)→ 最初から全額課税

つまり、30坪や35坪の家であれば、家全体の税金が半額になるのに対し、45坪の家では、はみ出した約29平米分については、新築当初から正規の税率がかかってしまうのです。

これを私は密かに「広さの贅沢税」と呼んでいます。

金額にすると、評価額にもよりますが、減税期間中(最初の5年間など)において、年間で数万円、5年間トータルで10数万円〜20万円程度の負担増になる可能性があります。

「たかが数万円」と思うかもしれませんが、毎年確実に徴収されるコストです。

45坪という広さを手に入れるためには、建築費だけでなく、こうした税制面での負担もわずかながら増えることを、あらかじめ覚悟しておく必要があります。

結論:積水ハウスの45坪の価格は妥当か

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ここまで、積水ハウスで45坪の家を建てる際の価格構造、実例による比較、そして資金計画や税金のリスクまで、包み隠さずお話ししてきました。

結論として、積水ハウスの45坪の価格は妥当なのでしょうか?

私自身の考えとしては、「その広さを使いこなせるライフプランがあり、かつ将来のメンテナンスコスト削減を重視するなら、十分に妥当(買い)」だと考えます。

確かに、初期費用(イニシャルコスト)としての5,000万円〜6,000万円という金額は、市場の平均価格と比べても明らかに高額です。

しかし、積水ハウスが提供するのは単なる「箱」ではありません。

  • 圧倒的な外壁性能:「ベルバーン」や「ダインコンクリート」は、30年、40年経っても色あせや劣化が極めて少なく、一般的な住宅で10年〜15年ごとに必要となる100万円単位の外壁塗装費用を大幅に削減できます。

  • 資産価値の維持:「スムストック」という制度により、将来万が一売却することになった際も、建物価値が適正に評価されやすい仕組みが整っています。

  • 家族の記憶を刻む器:45坪というゆとりある空間は、子供たちが走り回る姿、親戚が集まって祝うお正月、趣味に没頭する週末など、窮屈さを感じることのない豊かな時間を提供してくれます。

家づくりにおいて「価格」は重要な要素ですが、それだけで決めてしまうと、住み始めてからの「満足度」を見失ってしまいます。

もし予算が許すのであれば、45坪の積水ハウスは、あなたの人生において間違いなく「自慢の我が家」となり、家族を守り続ける頼もしい資産となるはずです。

まずは、お近くの展示場でその「広さ」と「質感」を体感し、信頼できる営業さんに自分たちの予算を正直に伝えて、現実的なプランニングを相談してみてください。

きっと、あなただけの答えが見つかるはずです。

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