家を建てる費用と田舎で土地ありの目安完全ガイド

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こんにちは、THE ie を運営しているNaotoです。

田舎に土地ありで家を建てようと考えたとき、家を建てる費用や田舎ならではの相場がどれくらいなのか、正直イメージしづらいですよね。

田舎で土地ありの家を建てる際の費用相場が分からず、何から調べればいいのか迷っているあなたに向けて、このページを書いています。

検索すると、土地ありで家を建てる費用相場や土地なしの場合との比較、田舎で家を建てる費用が本当に安くなるのか、1000万円で新築が可能かどうかの目安など、いろいろな情報が出てきます。

ただ、その多くがバラバラで、「結局、自分の場合はいくらくらいを見ておけばいいの?」というモヤモヤが残りがちかなと思います。

サイトごとに数字や考え方も違っていて、どれを基準にすればいいのか分からなくなりますよね。

さらに、田舎の平屋の費用や、ローコスト住宅の相場、田舎で1000万円台や2000万円台の家が現実的なのか、新築と中古一軒家の費用や価値の違い、田舎に家を建てるメリットとデメリットなど、検討したいポイントは山ほどあります。

ここ、気になりますよね。加えて、地盤改良や解体費、上下水道の引き込みなど、見積書の「別途工事」に並ぶ専門用語にも不安を感じやすいところだと思います。

この記事では、家を建てる費用と土地あり田舎の相場を整理しつつ、一括見積もりを活用して費用を抑える方法や、補助金・自治体支援の活かし方まで、私自身が日々の相談でお伝えしている内容をベースに、できるだけ分かりやすくまとめました。

読み終わる頃には、「自分たちの予算なら、田舎でここまでの家が現実的だな」とイメージできるようになるはずです。

記事のポイント
  • 田舎で土地ありの家を建てるときの費用相場と内訳が分かる
  • 1000万〜2000万円台でどんな家が建てられるかイメージできる
  • 地方工務店・大手メーカー・建売・中古の違いと選び方を理解できる
  • 補助金や見積もりの取り方など、田舎ならではのコストダウンのコツが分かる


田舎で土地ありの場合に家を建てる費用相場

ここでは、田舎で土地ありの場合に家を建てる費用相場を、ざっくりした総額のイメージから、本体工事・付帯工事・諸費用の内訳、平屋やローコスト住宅との関係までまとめていきます。

まずは全体像をつかんでから、あなたの予算に落とし込んでいきましょう。

「うちは35坪ぐらいを考えているけど、ざっくりいくら?」というレベルからで大丈夫です。

あわせて、国や公的機関が公表している統計データから、全国的な家づくりの傾向も軽く触れていきます。

あくまで平均値なので、あなたの計画とぴったり一致するわけではありませんが、「自分たちの予算が極端にズレていないか」をチェックする物差しとしてはかなり役に立ちますよ。

  • 田舎の坪単価と建築費相場
  • 田舎で平屋の費用と二階建て比較
  • ローコスト住宅の相場
  • 田舎で1000万円台2000万の家
  • 土地なし注文住宅との費用差

注意:この記事で紹介する金額や条件は、あくまで一般的な目安です。地域や土地の条件、選ぶ会社や仕様によって大きく変わります。

正確な情報は各自治体・金融機関・建築会社などの公式サイトをご確認ください。

また、税金や相続、住宅ローンなどの重要な判断については、最終的な判断をする前に税理士・ファイナンシャルプランナー・建築士などの専門家にご相談ください。

田舎の坪単価と建築費相場

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田舎で土地ありの家を建てるとき、まず押さえておきたいのが「坪単価」と「総額」の関係です。

住宅会社の広告やカタログを見ると「坪単価◯◯万円〜」という表現がよく出てきますが、これはあくまで建物本体の工事費をベースにした目安で、外構や諸費用は含まれていないことが多いです。

ここを勘違いすると、「思っていたより高くなった…」となりがちなので要注意です。

一般的な木造二階建て(延床30〜50坪)を想定すると、田舎の土地あり注文住宅では、総額がだいたい2,000万〜4,000万円前後に収まるケースが多いです。

これは、地価の高い都市部と比べるとやや抑えられる傾向がありますが、近年は建材価格や人件費の上昇もあり、全国的に建築費はじわじわ上がっています。

「昔は2,000万円で立派な家が建てられた」という話を親世代から聞くこともあるかもしれませんが、その感覚のまま計画するとギャップが生まれやすいですね。

坪単価のざっくり目安と全国データ

田舎の工務店やローコスト寄りの会社だと、本体工事ベースの坪単価が40万〜60万円台くらいに収まることが多く、設備・仕様を上げた場合や大手ハウスメーカーになると、70万〜90万円台になるイメージです。

坪単価55万円で35坪の家なら、本体工事費だけで約1,925万円、そこに付帯工事費や諸費用が乗って、総額2,500万前後になる、というような計算イメージになります。

公的な調査でも、土地あり注文住宅の建築費(建物のみ)の全国平均は3,500万円前後というデータがあります。

例えば、住宅金融支援機構が公表しているフラット35利用者調査では、建設費や土地取得費の平均額が毎年まとめられています。

詳しい最新の数値を確認したい場合は、(出典:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」)のような一次情報をチェックしておくと安心です。

田舎・土地あり木造30〜50坪のざっくり総額イメージ

総予算の目安延床面積のイメージ仕様・イメージ
2,000万円前後30〜35坪ローコスト寄り、標準設備中心でシンプルな間取り
3,000〜3,500万円35〜40坪標準〜ややグレード高め、収納や断熱にもこだわりやすい
4,000〜4,500万円40〜50坪広めの間取り+設備グレードも高め、こだわりを盛り込みやすい

※いずれも田舎で土地あり木造住宅を建てる場合の一般的な目安です。

本体工事・付帯工事・諸費用のバランス

田舎でも、家を建てる費用は本体工事費+付帯工事費+諸費用で考えるのが基本です。

ここをセットで押さえておかないと、「坪単価は安かったのに、なぜか総額が高い」という状態になりやすいです。

  • 本体工事費:総額の目安で約70%前後(建物そのものの工事)
  • 付帯工事費:総額の目安で約20%前後(地盤改良、外構、解体など)
  • 諸費用:総額の目安で約10%前後(登記、ローン費用、税金、保険など)

例えば、総額2,800万円前後の家をイメージすると、本体工事費が約2,000万円、付帯工事費が400〜500万円、諸費用が300〜400万円、といったバランスになりやすいです。

田舎の場合、敷地が広いぶん外構面積も大きくなり、駐車場を広くとったり、庭の整地やフェンス設置などで外構費用が膨らみやすい傾向があります。

その反面、都市部と比べると仮住まいの家賃が安く済むケースもあるので、トータルで見て判断したいところですね。

土地ありとはいえ、地盤改良や古家解体・外構で思った以上に費用がかさむこともあるので、ここは余裕を見ておくのがおすすめです。

個人的には、見積書の段階で「本体」「付帯」「諸費用」を色分けして、どこにどれだけお金がかかっているかを可視化するだけでも、かなり判断しやすくなると感じています。

豆知識:見積書に「一式」とだけ書かれている項目は、内容を具体的に質問してみると良いですよ。

何がどこまで含まれているのかを明確にしておくと、複数社の比較もしやすくなります。

田舎で平屋の費用と二階建て比較

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田舎で土地ありなら、「どうせなら平屋にしたい」という相談もよくあります。

実際、私のところに来る相談でも、「子どもが巣立ったら夫婦二人で平屋に住みたい」「老後を考えて階段のない家にしたい」といった声はかなり多いです。

結論だけ言うと、同じ延床面積なら二階建てより平屋の方が総額は上がりやすいです。

ただし、暮らしやすさや将来のメンテナンスを考えると、コスパが悪いとは限りません。

平屋が割高になりやすい理由

平屋が二階建てに比べて割高になりやすい一番の理由は、基礎と屋根の面積が大きくなることです。

35坪の家を考えたとき、二階建てなら1階は17〜18坪程度で済みますが、平屋だと35坪すべてを1フロアで支える必要があります。

その分だけコンクリートや鉄筋、屋根材などの量が増え、工事手間も増えてしまうんですね。

さらに、ワンフロアで採光・通風を確保するために窓の数が増えたり、屋根形状を工夫する必要が出てくることもあります。

平屋の外観デザインにこだわると、軒の出を深くしたり、勾配天井を取り入れたりといった工夫も増えてきて、設計費や施工費が上乗せされることもあります。

ざっくりしたイメージとしては、同じ坪数なら平屋の方が二階建てより100万〜300万円程度高くなりやすいと考えておくと、予算のブレを抑えやすいかなと思います(あくまで目安です)。

もちろん、仕様や会社によって差は出ます。

それでも田舎の平屋が人気な理由

一方で、田舎の平屋にはお金では測りにくいメリットも多いです。

特に土地ありの場合、敷地に余裕があることが多く、「せっかくなら横に広がる間取りにしたい」というニーズが強くなりがちです。

  • 階段がなく、老後も移動が楽でバリアフリーにしやすい
  • 庭と室内の距離が近く、外遊び・家庭菜園・BBQとの相性が良い
  • ワンフロアで家族の気配を感じやすく、子育て期も見守りやすい
  • 構造がシンプルになりやすく、メンテナンス計画を立てやすい

実際に平屋を選んだご家族からは、「掃除が楽になった」「洗濯動線が短くて助かる」「子どもがどこにいるかすぐ分かる」といった声をよく聞きます。

田舎であれば、南側に大きな窓とウッドデッキをつくって、庭とつながるリビングにする、といったプランも取りやすいですよね。

「田舎の平屋は高いからNG」と切り捨てるのではなく、二階建てより少し総額が上がっても、その価値がある暮らし方かどうかで考えると、後悔しにくくなります。

将来のリフォーム費や住み替えリスクを考えると、「最初に少し多く払っても、長く暮らせる家をつくる」という考え方も十分アリだと思っています。

ポイント:「平屋か二階建てか」で迷ったら、まずはどちらのプランも概算見積もりを取ってみるのがおすすめです。

金額差だけでなく、間取り・動線・日当たりなどを総合的に比較すると、自分たちに合った答えが見つかりやすくなります。

ローコスト住宅の相場

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家を建てる費用を抑えたいときに気になるのが、田舎ローコスト住宅の相場です。

土地ありであれば、ローコスト系のプランをうまく使うことで、総額2,000万円前後に収めることも現実的です。

「とにかく安く」ではなく、「必要な性能は守りつつ、優先度の低い部分のコストを削る」という視点を持てるかどうかがポイントになってきます。

ローコスト住宅でコストを抑える仕組み

ローコスト住宅が比較的安い価格帯を実現できているのには、ちゃんとした理由があります。

代表的なのは次のような工夫です。

  • 間取りを規格化し、設計コストを下げている
  • 標準仕様を徹底的に絞り込み、仕入れを大量・定番化している
  • デザインや構造をシンプルにして、職人の手間を減らしている
  • 設備メーカーを限定し、値引き条件を引き出している

延床30坪前後であれば、本体価格が1,500万円前後に収まるケースもあり、そこに付帯工事・諸費用を乗せて、総額2,000万円弱〜2,200万円くらいを目標にするご家族も多いです。

田舎で土地ありなら、都市部に比べて付帯工事費(特に外構)の内容を調整しやすいので、ローコストとの相性はかなり良いと感じています。

ローコスト住宅のリアルなメリット・デメリット

ローコスト住宅の良いところは、「月々の返済をかなり抑えられる」ことです。

例えば、総額2,000万円と3,000万円では、同じ金利・返済期間でも月々の負担は1万円以上変わってきます。

その差額を教育費や老後資金、趣味の予算に回せると考えると、かなり大きいですよね。

一方で、ローコストであるがゆえの制約もあります。

  • 間取りの自由度が低く、「ここを少し広げたい」が通りにくいことがある
  • 標準仕様以外に変更すると、オプション費用が積み上がりやすい
  • デザインや外観のバリエーションが限られる
  • 会社によっては、断熱性能や気密性能がそれほど高くない場合もある

大事なのは、「どこまでが自分たちの譲れないラインか」をはっきりさせた上で、ローコスト住宅を検討することです。

私としては、断熱・耐震・換気などの基本性能だけはケチらない方がいいと強く感じています。

ここを削ってしまうと、光熱費やメンテナンス費、体調面への影響など、後からじわじわと効いてくるからです。

豆知識:ローコスト住宅だからといって必ずしも性能が低いとは限りませんが、断熱等級・耐震等級・一次エネルギー消費量などの指標を数字で確認しておくと安心です。

カタログのイメージだけで判断しないようにしましょう。

田舎で1000万円台2000万の家

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検索でも多いのが「田舎で1000万円台の家」「田舎で2000万円の家」といったキーワードです。

土地ありであれば、1000万円台後半〜2000万円前後という予算感は、田舎なら十分に現実的なラインになります。

「贅沢はできないけれど、きちんと暮らせる家を建てたい」というご家族にとって、ちょうど狙いやすいゾーンですね。

1000万円台で狙いやすいパターン

まず、1000万円台で家を建てる場合に現実的なパターンを整理しておきます。

  • 延床30坪前後のコンパクトな二階建て
  • ローコストメーカーや規格住宅プランを活用
  • 外構は最低限にして、庭づくりは入居後にDIY
  • 水回りのグレードアップは必要最低限にとどめる

このあたりの条件を組み合わせれば、本体価格1,500万円前後+付帯工事・諸費用で、総額1,800万〜2,000万円弱に収められる事例は少なくありません。

特に田舎の場合、駐車場を砂利敷きにしたり、ウッドデッキを後からDIYでつくるなど、「最初から完璧を目指しすぎない」ことで総額を抑えやすいです。

2000万円台前半〜中盤のイメージ

田舎土地ありで2000万円台の家を狙う場合、予算に少し余裕が出てくるので、次のようなことが叶えやすくなります。

  • 延床30〜35坪で収納をしっかり確保し、家事動線も工夫できる
  • キッチンや水回りの一部を少しグレードアップして使い勝手を高める
  • 断熱性能や窓の仕様をワンランク上げて、冬も夏も快適にする
  • 外観デザインに少し遊び心を加えつつ、全体はシンプルにまとめる

逆に、予算が限られている中で「広さ・デザイン・設備を全部盛り」にしようとすると、どこかで無理が出てきます。

私のおすすめは、「広さを欲張りすぎない代わりに、性能と日々の使い勝手にしっかり投資する」という考え方です。

掃除しきれない余分な部屋をつくるより、断熱性能を上げて冬の暖かさを確保した方が、長い目で見て満足度は高くなりやすいですよ。

ポイント:1000万円台〜2000万円台で計画する場合、最初に「絶対に欲しいものベスト3」を家族で話し合って紙に書き出しておくのがおすすめです。

見積もりが出てきたタイミングで、その3つを守れているかどうかを基準にすると、判断がブレにくくなります。

土地なし注文住宅との費用差

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同じような家を建てるのであれば、土地ありの方が、土地なしより総額は抑えやすいのは事実です。

ただし、「いくら得か」は地域差が非常に大きく、一概には言えません。

都市部と地方では土地単価が何倍も違うので、「土地にどれだけお金を払うか」が総額に大きな差を生みます。

土地ありが有利になりやすいパターン

土地ありが有利になりやすいのは、主に次のようなケースです。

  • すでに所有している土地の地盤やインフラ条件が良い
  • 田舎で地価が比較的安く、建物に予算を回せる
  • 農地や山林ではなく、すでに宅地・住宅地として使われている
  • 接道条件など、法的な制限を大きく受けない

土地なしで新たに土地を買う場合、土地代で1,000万円以上かかるエリアも珍しくありません。

田舎でも人気エリアや地方都市の駅近などは、地価がしっかりしていることが多いです。

その分、建物の予算を削らざるを得なくなり、延床面積を小さくしたり、仕様を落としたりといった調整が必要になってきます。

土地ありでも追加費用が膨らむケース

土地ありだからといって、必ずしも安く済むとは限りません。例えば、

  • 古家の解体費用が高額になる(木造でも数十万〜数百万円)
  • 地盤が弱く、改良費が大きくかかる
  • 上下水道・ガスなどのインフラが整っておらず、引き込み工事が高くつく
  • 農地転用や地目変更などの手続きが必要で、時間と費用がかかる

といった条件が重なると、「土地ありなのに、トータルでは土地なし+別の土地購入の方が安かった」というケースも理論上ありえます。

事前に見積もりを取り、数字で比較することが大事です。

最終的には、「今ある土地に建てる」場合の総額と、「別に土地を買って建てる」場合の総額を、同じ条件で見積もりして比べるのが一番確実です。

その際、「建物のグレード」や「延床面積」が極端に違わないように揃えて比較しないと、正確な判断ができなくなってしまいます。

また、相続や贈与で手に入れた土地の場合、相続登記や相続税・贈与税といった税金面の確認も欠かせません。

ここは個々の事情によって大きく変わるため、税理士や専門家に相談したうえで、土地あり・土地なしのトータルコストを比較するのが安心です。

田舎で土地あり、家を建てる費用のコツ

ここからは、田舎で土地ありの家を建てるときに、総額を抑えつつ後悔しないための具体的なコツをお伝えします。

地方工務店と大手メーカーの違い、建売や中古一軒家との比較、補助金の活用など、検討の幅を広げることで、あなたの予算に合ったベストな選択肢が見えやすくなります。

「どこに頼むか」「どんな選択肢があるか」が分かるだけでも、家づくりの不安はかなり軽くなりますよ。

ここから先は少しボリュームが増えますが、一つひとつ読み進めてもらえれば、田舎で土地ありの家づくりを具体的にイメージできるようになると思います。

  • 地方工務店と大手比較の費用
  • 田舎の建売住宅と注文住宅比較
  • 田舎で中古一軒家を買う費用感
  • 田舎暮らしの補助金と新築費用
  • まとめ:田舎で土地ありの場合に家を建てる費用


地方工務店と大手比較の費用

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田舎で家づくりを考えるとき、多くの方が迷うのが「地方工務店に頼むか、大手ハウスメーカーに頼むか」というポイントです。

どちらにもメリット・デメリットがあり、「絶対にこっちが正解」というものはありません。

ただ、費用の面で言うと、同じ広さ・同じような仕様で比べると、地方工務店の方が総額を抑えやすい傾向があります。

大手ハウスメーカーの特徴

大手ハウスメーカーは、全国展開している安心感やブランド力、洗練された商品力が大きな魅力です。

展示場を回ると、デザイン性の高いモデルハウスや最新の設備を体験できて、「こんな家に住みたい」とテンションが上がりますよね。

  • ブランド力・安心感・商品力が高い
  • 長期保証やアフターサービスの仕組みが整っている
  • 独自工法や高性能仕様など、オリジナルの強みがある
  • 営業・設計・インテリアコーディネーターなど、分業体制が整っている
  • モデルハウス・広告・人件費などのコストが価格に乗りやすい

その分、坪単価は工務店より高くなることが多く、40坪クラスの家だと、総額で数百万円〜1,000万円近く差が出ることもあります。

「安心料込みの価格」と考えると納得できる方も多いですが、予算に限りがある場合は、オプションを削ったり、延床面積を小さくしたりといった調整が必要になることも少なくありません。

地方工務店の特徴

一方、地方工務店は、地域密着ならではの柔軟さとコスパの良さが魅力です。

  • 広告費が少なく、価格が抑えられていることが多い
  • 設計の自由度が高く、田舎の土地形状に合わせた提案が得意
  • 地元の職人・材料ルートを活かしてコスパのよい家づくりができる
  • 担当者との距離が近く、ちょっとした相談もしやすい

その反面、会社ごとの差が大きく、保証やアフターサービスの体制もバラバラです。

中には、価格は安いけれど施工品質や現場管理に不安がある会社も正直あります。

「価格だけ」ではなく、「どこまで面倒を見てくれるのか」をセットで確認しておくことが大切です。

ポイント:地方工務店と大手メーカー、どちらが正解という話ではありません。

あなたの予算と、どこに価値を感じるかで選ぶ相手は変わってきます。

複数社からプランと見積もりを取り、金額と内容を冷静に比較するのがおすすめです。

できれば、同じ条件(延床面積・断熱性能・設備グレード)で比較するようにすると、違いが見えやすくなります。

田舎の建売住宅と注文住宅比較

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「土地ありで注文住宅」という前提からは少し外れますが、田舎で家を持つ方法として、建売住宅(分譲住宅)を購入する選択肢もあります。

地方都市では、分譲地の中に土地付き建売として販売されていることも多く、「今すぐ引っ越したい」「家づくりにあまり時間をかけたくない」という方には向いている選択肢です。

建売住宅のメリット

建売住宅の大きなメリットは、「完成イメージが分かりやすい」「総額が見えやすい」の2つです。

  • 土地と建物がセットで価格表示されているので、総額が分かりやすい
  • すでに完成済み、もしくは完成イメージが具体的で、入居までが早い
  • 複数棟まとめて建てるため、工事コストが抑えられ価格が安くなりやすい
  • 住宅ローンの審査や手続きがスムーズになりやすい(提携金融機関がある場合など)

特に、賃貸の更新タイミングが迫っている場合や、子どもの進学・転校に合わせて早く引っ越したい場合には、建売のスピード感はかなり魅力です。

「田舎で家を持つ」という目的を最短距離で達成したいなら、強力な選択肢になりえます。

注文住宅との違いと注意点

一方で、田舎で既に土地ありの方が建売を選ぶことは少ないですが、「土地は売って、新たな土地付き建売に住み替える」というパターンもゼロではありません。

その場合、次のような違いを理解しておく必要があります。

  • 間取りや仕様を細かく選べない(後からリフォームが必要になるケースも)
  • 土地の場所や広さを自分でコントロールしにくい
  • 隣家との距離や街並みが、あらかじめ決められていることが多い
  • 将来の増築や間取り変更がしづらいプランもある

建売は「完成品を買う」イメージなので、ぴったり理想通りの家を見つけられることはそこまで多くありません。

「7〜8割くらい希望に合っていればOK」と割り切れるかどうかが、満足できるかの境目かなと思います。

「土地あり田舎の環境を活かして自分たちらしい家をつくりたい」なら、やはり注文住宅の方が向いていると感じています。

田舎で中古一軒家を買う費用感

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田舎では、新築だけでなく中古一軒家の選択肢も豊富です。

すでに土地ありの場合でも、「隣接する中古を買って二世帯にする」「一度中古に住んでから将来建て替える」といったパターンもあります。

新築の総額に不安がある場合、「中古+リフォーム」というルートも現実的な選択肢になりえます。

中古一軒家の費用イメージ

地方や田舎では、築年数が古い物件なら、土地+建物で数百万円台〜1,000万円台のものもあります。

数字だけ見ると、「新築より断然お得じゃない?」と感じるかもしれません。

ただし、そのまま住めるかどうかは別問題で、大規模リフォームが必要になるケースも多いです。

  • 耐震性能が現行基準を満たしていない可能性がある
  • 断熱性能が低く、冬の寒さ・夏の暑さが厳しいことが多い
  • 水回り設備が古く、入れ替えにまとまった費用がかかる
  • シロアリや雨漏り、構造の劣化など、見えない部分のリスクがある

中古一軒家の場合、「購入価格+リフォーム費用」=実質的な総額という視点が欠かせません。

表面上の価格だけを見ると安く感じても、耐震補強・断熱改修・水回りの入れ替えなどで、新築とあまり変わらない総額になることもありえます。

新築と中古のどちらが得か

新築と中古一軒家の費用や価値の違いは、単純な金額だけでは比べられません。

  • 新築:初期費用は高くなりがちだが、自分たちに合った間取り・性能を選べる
  • 中古:初期費用は抑えやすいが、リフォームやランニングコストが読みにくい

私の感覚では、「田舎に長く住む前提で、家族で暮らしを作り込んでいきたい」なら、新築(またはフルリノベ)が向きやすいです。

一方で、「とりあえず数年住んでみたい」「拠点の一つとして持ちたい」といった場合は、中古一軒家という選択肢も十分ありだと思っています。

どちらにしても、購入前に建築士やホームインスペクターに建物調査をしてもらうと、予想外の出費を減らしやすくなります。

見た目がきれいでも、床下や屋根裏に問題が潜んでいることも少なくないので、ここはケチらず専門家の目を借りることをおすすめします。

注意:中古住宅の購入やリフォームに関する補助金・減税制度もありますが、条件や金額は自治体ごとに異なります。

正確な情報はお住まいの自治体や国の公式サイトで確認し、最終的な判断は専門家に相談してください。

田舎暮らしの補助金と新築費用

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田舎で土地ありの家を建てるとき、見逃したくないのが移住支援や新築補助金の存在です。

田舎暮らし補助金や空き家バンクの活用次第で、総額が数十万〜数百万円単位で変わることもあります。

「もらえるものは全部もらおう」というスタンスよりは、「使える制度があれば、ありがたく使わせてもらう」くらいの感覚で、上手に取り入れていくのが良いかなと思っています。

チェックしておきたい制度の例

自治体や国が用意している代表的な制度としては、次のようなものがあります。

  • 移住・定住促進のための新築・リフォーム補助金
  • 地域産材(地元の木材)を使った住宅への補助
  • 子育て世帯・若年夫婦世帯向けの住宅取得支援金
  • 空き家バンク物件購入+改修費への補助
  • 省エネ住宅(ZEHなど)に対する国の補助金

制度は自治体ごとに異なり、予算枠や募集期間が決まっていることも多いです。

「来年度から制度が変わってしまった」「今年度分はもう締め切られていた」ということもよくあるので、家づくりを考え始めたタイミングで、一度お住まいの市町村の窓口や公式サイトをチェックしておくと安心です。

補助金は「オマケ」くらいの感覚で

補助金は確かにありがたいですが、「補助金ありきの無理なプラン」を組むのはおすすめしません。

条件を満たせなかったり、制度が終了してしまった場合に、一気に資金計画が崩れてしまうからです。

また、申請書類の準備や事前・事後の検査など、手続きにかかる時間や手間も無視できません。

あくまで、ベースとなる資金計画を自分たちの返済能力の範囲で組み、そのうえで使える制度があればありがたく使う、くらいのスタンスがちょうどいいと思います。

補助金や減税の詳細については、正確な情報を自治体や国の公式サイトで確認し、最終的な判断は専門家に相談してください。

また、補助金を使うことで、選べる工法や設備が制限されるケースもあります。

「この補助金を使うためには、この仕様を採用してください」といった条件が付くこともあるので、「本当に自分たちの暮らしに合うか」という視点を忘れずにチェックしたいところです。

まとめ:田舎で土地ありの場合に家を建てる費用

最後に、田舎土地あり家を建てる費用について、ポイントをまとめておきます。

家を建てる費用と土地あり田舎の条件は、人によって前提がまったく違うので、「平均値」だけを追いかけるよりも、自分たちの暮らし方と予算から逆算することが大切です。

ここまで読んで、「考えること多いな…」と感じたかもしれませんが、一つひとつ整理していけば、ちゃんとゴールにたどり着けます。

この記事のまとめ

  • 田舎で土地ありの木造30〜50坪なら、総額2,000万〜4,000万円前後が一つの目安

  • 平屋は二階建てよりやや割高になりやすいが、その分暮らしやすさのメリットも大きい

  • ローコスト住宅や規格住宅を活用すれば、1000万円台後半〜2000万円前後の家も現実的

  • 土地なし注文住宅と比べると、土地ありは有利になりやすいが、解体・地盤・インフラ次第で逆転することもある

  • 地方工務店・大手・建売・中古・補助金など、選択肢を広く見たうえで、複数社から見積もりを取ることが重要

田舎での家づくりは、都市部よりも自由度が高く、工夫次第で予算内に「ちょうどいい家」を実現しやすいと感じています。

一方で、地盤やインフラ、手続き、相続・税金など、見落とすと後から大きな出費になるポイントも多いです。

「なんとなく安そうだから」という理由だけで進めてしまうと、途中で想定外の費用が出てきて、計画を見直さざるを得なくなることもあります。

この記事でお伝えした内容は、あくまで一般的な目安であり、すべてのケースに当てはまるわけではありません。

正確な情報は、必ず自治体・金融機関・建築会社などの公式サイトをご確認ください。

また、住宅ローンや税金、相続、資金計画など人生や財産に大きく関わる部分については、最終的な判断をする前に、ファイナンシャルプランナー・税理士・建築士などの専門家に相談することを強くおすすめします。

家づくりは大きな決断ですが、それと同時に、家族の暮らしをデザインできるとても楽しいプロジェクトでもあります。

田舎の土地ありという大きなアドバンテージを活かしながら、無理のない予算で、あなたらしい一軒を形にしていきましょう。

迷ったときは、「どんな暮らしがしたいか?」という原点に立ち返るのが一番の近道です。

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